カナリーワーフのディールメーカー

LondonのCanary WharfでのM&Aの仕事、英語、観光等についてつれづれと

魅惑の国ポルトガル縦断5日間一人旅 ーその5ー ~リスボン~

楽しかったポルトガル旅行も今日でおしまい。3日目からリスボンに泊まっていたのだが、近郊の町に繰り出していたので、夜少し歩いたのを除いて実はリスボン市内はまだあまり観光していない。しかし、半日しか時間がないので、行きたいところを厳選してコンパクトに観光することにした。

リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)

まず徒歩圏内のリスボン大聖堂へ。大聖堂自体は行く先々の町で飽きるほど見てきたので、今回の目的はあくまで大聖堂&トラムといういかにもポルトガルな写真をとるため。

20分くらいは待つのかと覚悟していたが5分くらいで運良くついてすぐにトラム登場!

その後急いでComércio plazaにあるAsk me Lisbonでリスボアカードを購入し、路面電車E15でベルンの塔へ。半日しかないのにリスボアカードを購入したのは、行列のできるジェロニモス修道院の入場券をあまり待たずに購入できて、時間が節約できるから。Ask me Lisbonは9時以降でないと営業していないので、朝一番に観光地に行きたい場合は、必ず前日に購入していくこと。

10時前にはベルンの塔に着く予定だったのに、路面電車が来ない来ない。やっと来た時には20分ほど遅れていて早くも暗雲漂う展開に。レトロなものを期待していたが、モダンなものでちょっと残念。9時台は通勤の時間が終わっていないからなのかかなりぎゅうぎゅうで身動きが取れない。もしリスボンに住んだら毎日こんな感じなのかと妄想を膨らませ、地元の人の日常が体験できた感じがしてそれはそれでよかった。が、ジェロニモス修道院で8割下車した。

ベルンの塔(Torre de Belém)

テージョ川の防衛のための要塞として建てられ、後述のジェロニモス修道院とともにマヌエル様式を代表する建造物である。

ベルンの塔ついた時には10時をすぎており、すでに列ができている。10分ほど並んでみたが全く進む気配がないので、外観だけ堪能して潔く退散。要塞であるにもかかわらず装飾がかなり凝っている。

発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

エンリケ航海王子没後500年を記念してつくられたモニュメント。とにかく大きくて迫力がある。展望台と地下に展示があるとのことだが、ジェロニモス修道院が激混み必至だったことを踏まえ、中には入らず。


ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

ジェロニモス修道院は、ヴァスコダガマを記念するために、大航海時代の海外事業によって得た富をつぎ込んで建てられたマヌエル様式の修道院。

ジェロニモス修道院に向かう前にまず隣にある考古学博物館へ。というのも、こちらでもジェロニモス修道院のチケットが買え、しかも列が短い。10分ほどでチケット入手。

なお、教会時代は並ばずにすぐに入れるが、回廊の方は少し並ぶ必要がある。

流石航海事業が生んだ莫大な利益をつぎ込んで建築下だけあってとても荘厳で豪華な造りだ。


帰りは728番のバスに変更。エッグタルト誕生のお店にも立ち寄ろうかと思ったが、やはり列ができており、ちょうどバスが来たので、まずはRossio周辺に戻ることにする。エッグタルトのお店はそっちでも結構見かけたし。

www.tripadvisor.jp

バスの方がトラムより全然速い。トラムってあんまりスピード出せないのだろうか。

昼食: Joao do Grao

www.tripadvisor.jp

レストランに着いたら全然混んでなくて拍子抜けした。

メニュー見るとこれまで出会えなかった伝統料理がほとんどあるではないか!お店が面している通りはどこのお店も同じようなメニューを提供していたので、この通りのお店に適当に入ればどこでも伝統料理を味わうことができたにちがいない。

ということで以下をオーダー。

タコのリゾット Arroz de mariscos
豚肉のあさり炒め Carne de Porco a Alentejana
バカリャウのコロッケ Pasteis de Bacalhau

豚肉のあさり炒めは豚肉が薄切りではなくブロックでかみごたえがあってジューシーあさりの味はほんのり感じるくらい他のも食べなければならないので、フライドポテトはスルー。

バカリャウのコロッケは、見た目細長いただのコロッケかと思うがすり身なっており徐々に口の中にタラの味が広がっていく。
リゾットはタコだと思っていたらタコなしのシーフードリゾットだった。なぜ確認しなかった自分。でも、蟹、海老、あさりが入っていて美味かった。ただし、ハーフサイズでも大きく、しかもアツアツの中、空港に向かう前にCarmo conventに寄りたかったので時間がなく、泣く泣く残す。

カルモ修道院:Carmo convent

Carmo conventはRossio駅の裏手にあり、特に最終日ホテルからすでにチェックアウトしてRossio駅のロッカーに荷物を預けた場合は、ロッカーのある3階の横の出口から徒歩3分くらいのところにあり、中もそこまで広くないので、そろそろ出発する必要があるけどまだ30分くらい時間があって空港に向かう前にサクッと何かしたいときに重宝する。

周りは重厚な建物だが中に入って見ると廃墟感が半端ない。中世に建てられた修道院が、啓蒙主義思想にも影響を与えたと言われる18世紀のリスボン大地震によって崩壊して再建されずにそのまま残ったという建物だ。

街のど真ん中にこんなもの寂しげで諸行無常を訴えかけてくる空間が存在するなんてしんじられん。


20分ほどで見学し、地下鉄で空港へ。青から赤に1回乗り換えが必要だが、空港が終点なので乗り過ごす心配もなくなかなか便利。なお、他のヨーロッパ各国からLCCで来ている場合、ターミナル2に無料のバス移動する必要があり、一定数乗車人数が集まるまで出発しないので注意が必要。

お土産はもちろん、エッグタルト。

路面電車のクッキーも見た目がかわいいのでお土産には使えそう。

最後に

ポルトガルは、(今回はちょっと肌寒かった日もあったが)気候は温暖で、世界遺産も多くてバラエティに富んでおり、異国情緒あふれる街並みも印象的で、シーフードもふんだんに使う地元の料理も美味しいので本当におすすめ。期待していたが、それを裏切らない素晴らしい思い出になった5日間だった。

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